「塩分は控えめに」
これはもう、誰もが知っている
健康の常識になりました。
今日はその常識に、
少しだけ違う角度から
光を当ててみたいと思います。
お城には「塩蔵」がありました
戦国時代、お城には
塩を蓄えておく蔵があったそうです。
戦のときの備えとして、
お米と並んで塩が
重要視されていたわけです。
梅干しがあれだけしょっぱいのに
「体にいい」と言われてきたのも、
同じ理由です。
塩を摂ることで、
体のミネラルのバランスが整う。
昔の人は、それを
経験として知っていたのだと思います。
実は「塩」には二種類あります
ここが、いちばん
お伝えしたいところです。
天然塩——
海の水を浜で干して作ったもの。
海のミネラルをそのまま含んだ、
栄養のある塩です。
精製塩——
そこから塩分だけを
より分けて特化させたもの。
純度が高いぶん、
急激に体に吸収されるので、
バランスが崩れやすい。
つまり、
昔ながらの「しょっぱい塩」のほうが、
実は体には合っている。
それなのに、両方まとめて
「塩=悪者」に
なってしまった気がするのです。
しょっぱい梅干しが、消えていく
最近、昔ながらの
塩気の強い梅干しを
見かけることが減りましたよね。
天然の塩でしっかり漬けた
発酵食品は、
作るのに手間も時間もかかります。
手間ひまかけた
昔ながらの味を、
これからも大事にしていきたいものです。
「いっぱい食べているのに、
栄養が足りない」
悪いところばかりが強調されて、
片っ端から遠ざけてきた結果、
お腹はいっぱいなのに、
体が必要としているものは
入っていない——
そんな方が、今は
本当に増えているように思います。
汗をたくさんかく季節なら、
なおさらです。
梅干し、海藻(わかめ・めかぶ)、
魚介、サバ缶。
このあたりが手軽に摂れます。
もちろん、摂りすぎはよくありません
これだけは
はっきり書いておきます。
適量ならとてもいい。
摂りすぎればよくない。
これは塩に限らず、
何にでも言えることです。
味の濃い料理を食べ続ければ、
それは当然
体に負担になります。
減らすことばかり考えてきた方は、
一度「何が足りていないか」でも
考えてみてください。
そして買い物のときに、
「どんな塩を選ぶか」にも
少しだけ目を向けてみる。
今日はそれくらいの、
軽い話として
受け取っていただければ十分です。
小川